歯がボロボロでも大丈夫!お金がない人のための簡単な解決方法
「歯がボロボロでお金がない」そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、そんなあなたのために、お金をかけずに歯の問題を解決する方法を紹介します。
無料や安い治療が受けられる制度や、保険の利用方法、分割払いやローンの情報など、具体的で実用的な解決策を分かりやすく説明しています。
さらに、歯の状態を放置するとどうなるのか、そして早めの対処がなぜ大切なのかもお伝えします。お金の心配をせずに、健康な歯を取り戻しましょう。
歯がボロボロでお金がない場合の対処方法
歯がボロボロでお金がない場合の対処方法は主に3つのケースに応じた方法があります。
・貯金がなく、収入もない場合
・収入はないが貯金はある場合
・貯金はないが収入はある場合
ケースごとに対処方法を紹介していきます。
貯金がなく、収入もない場合
貯金がなく、収入もない場合は2つの対処方法があります。
・無料低額診療事業を利用する
・生活保護を利用する
無料低額診療事業を利用する
無料低額診療事業とは、お金があまりない人たちが、歯医者さんで治療を受けられるようにするための制度です。この制度は、特にお金をあまり持っていない低所得者の方々を対象にしています。
この制度を利用すると、歯科医院での治療が無料、または安い定額で受けられることがあります。無料とは、文字通りお金を払わなくてもいいということです。定額とは、料金があらかじめ決まっていて、それ以上のお金を払う必要がないということです。
例えば、ある歯科医院がこの事業に参加している場合、その医院では低所得者の方々が通常よりもずっと安い料金、または無料で治療を受けることができます。
ただし、この制度はすべての歯科医院で利用できるわけではありません。利用できるかどうかは、住んでいる地域やその歯科医院によって異なります。また、この制度を利用するためには、条件を満たしていることを証明する必要があることもあります。
無料低額診療事業の利用条件例
・低所得者
・要保護者
・ホームレス
・DV被害者
・人身取引被害者
生活保護を利用する
生活保護とは、お金の問題で生活がとても困難な人たちを助けるための制度です。この制度を受けると、お金や医療の面での支援を受けられます。
生活保護を受けるためには、まず市区町村の役場に行き、「生活保護の申請」をします。役場の人が、あなたの生活状況や収入、財産などを調べて、生活保護が必要かどうかを判断します。
生活保護を受けることになると、「医療券」がもらえます。この医療券を使うと、歯科医院で治療を受ける際に、自分でお金を払う必要がなくなります。つまり、医療券を使えば、歯医者での治療が無料で受けられるようになります。
しかし、生活保護はどんな人でも受けられるわけではありません。受給するためには、一定の条件を満たす必要があります。その条件は、困窮の程度や健康状態、家族の状況などによって異なります。
生活保護を受けている人は、歯科医院で治療を受ける際に、医療券を見せるだけで大丈夫です。これにより、経済的な心配をせずに必要な治療を受けることができるようになります。
もし、生活が困難で、歯医者に払うお金がない場合は、生活保護について役場で相談してみるといいでしょう。
収入はないが貯金はある場合
次に、収入はないが貯金はある場合の対処方法を紹介します。
通常の保険診療を受診する
保険診療とは、日本の医療保険制度の下で行われる治療のことです。この制度を利用することで、医療費の一部を保険でカバーでき、自己負担を減らすことができます。
日本には「国民健康保険」や「協会けんぽ(健康保険組合)」などの医療保険があります。これらの保険に加入していると、歯科治療を受ける際に保険診療が受けられます。
保険診療を利用する場合、治療費の一部を自己負担する必要がありますが、この負担割合は通常「3割負担」となります。つまり、治療費の70%は保険から支払われ、残りの30%を自分で払います。
例えば、1万円の治療費がかかった場合、3割負担だと自分で払う金額は3,000円になります。残りの7,000円は保険から支払われます。
このように保険診療を利用することで、治療費の負担を大幅に減らすことができます。ただし、保険診療ではカバーされない治療もあるので、どの治療が保険適用かどうかは、事前に歯医者さんに確認するといいでしょう。
保険診療を利用するためには、保険証を持参することが必要です。また、保険診療できる歯科医院かどうかも確認してください。
貯金はないが収入はある場合
貯金はないが収入はある場合は、3つの対処方法があります。
・クレジットカード払いをする
・デンタルローンを利用する
・銀行や消費者金融からお金を借りる
クレジットカード払いをする
クレジットカード払いは、歯医者さんでの治療費を支払う一つの方法です。この方法を選ぶと、クレジットカード会社が一旦治療費を支払い、あとであなたがクレジットカード会社にその金額を返すという流れになります。
クレジットカードでの決済には、大きく分けて「一括払い」と「分割払い」の二つの選択肢があります。
・一括払い
治療費全額を一回で支払う方法です。クレジットカードの請求時に、治療費全額が請求されます。
・分割払い
治療費を何回かに分けて支払う方法です。例えば、2回、3回、6回、12回などに分割して、毎月少しずつ払っていくことができます。これにより、一度に大きな金額を支払う負担を減らすことができます。
クレジットカード払いを利用する際には、まず歯医者さんがクレジットカードでの支払いを受け入れているかを確認してください。受け入れている場合、支払いの際にカードを提出し、一括払いか分割払いかを選びます。
分割払いを選ぶ場合は、分割の回数や支払いの条件をよく確認してください。分割には利息がかかることもあるので、利息や返済総額も考慮すると良いでしょう。
この方法を利用すると、治療費の支払いを時間をかけて行うことができるため、一時的にお金が足りない場合に便利です。ただし、クレジットカードの支払い能力を超えないように計画的に利用することが大切です。
デンタルローンを利用する
デンタルローンとは、歯科治療専用のローンです。歯医者さんの治療費を支払うために使えるお金を、金融機関から借りることができます。このローンは、高額な治療費が必要なときに特に便利です。
デンタルローンの利用方法は以下の通りです。
1、入会・契約
デンタルローンを提供している金融機関と契約をします。契約の際には、審査があります。この審査に通ると、ローンを利用することができます。
2、立て替え払い
ローンが承認されると、金融機関があなたに代わって歯医者さんに治療費を立て替え払いします。つまり、先に治療を受け、後でローンを返済していきます。
3、返済計画
ローンを借りると、毎月決められた金額を金融機関に返済していきます。返済期間や金額は契約時に決めます。
4、自由診療のみ
一般的にデンタルローンは、保険適用外の自由診療のみに使えます。保険診療には利用できないことが多いので注意してください。
デンタルローンを利用するときは、金利や手数料、返済期間などの条件をよく確認してください。また、返済計画は自分の収入や支出に合わせて無理のないように計画することが大切です。利用できる金融機関や詳しい条件については、インターネットで調べたり、直接金融機関に問い合わせたりして確認してみてください。
銀行や消費者金融からお金を借りる
お金を借りる方法として、銀行のカードローンや消費者金融を利用することがあります。これらは、必要な時にすぐにお金を手に入れることができる方法です。
銀行が提供するカードローンは、比較的低い金利でお金を借りることができることが多いです。銀行によっては、ネットや自動契約機で手続きができる場合もあります。審査があり、審査に通ればお金を借りることができます。
消費者金融もお金を借りる方法の一つです。銀行よりも審査が通りやすいことがありますが、金利が高いこともあるので注意が必要です。ネットや店舗で申し込みができます。
お金を借りるときは、返済計画をしっかりと立てることが大切です。毎月の収入と支出のバランスを考え、無理なく返済できる金額を借りるようにしましょう。
関連記事:歯がボロボロの治療費用を紹介
歯がボロボロな状態を放置するとさらに治療費は高くなる
歯がボロボロになるというのは、歯が弱くなったり、虫歯がひどくなったりすることを意味します。このような状態を放置すると、以下のような問題が起こり、治療が複雑で高額になる可能性があります。
虫歯が進行する
最初は小さな虫歯でも、放置すると大きく広がり、歯の神経にまで達することがあります。神経に達すると、治療がより複雑で高額になります。
歯周病が進行する
歯がボロボロの状態は、歯周病の進行を意味することもあります。歯周病が進行すると、歯を支える骨が弱くなり、最悪の場合、歯が抜け落ちることもあります。この段階になると、治療はさらに高額で複雑になります。
矯正やインプラントが必要になる
歯を放置して状態が悪くなると、抜歯が必要になったり、歯の位置を矯正する必要が生じたりすることもあります。インプラントや矯正は高額な治療です。
早期に治療を受けることで、比較的簡単で安価な治療で済むことが多いです。
しかし、放置することで治療が複雑になり、それだけ治療費も高くなる可能性があります。したがって、歯がボロボロになっていると感じたら、早めに歯医者さんに行くことをお勧めします。
関連記事:歯がボロボロすぎて歯医者に行けない方へ|不安を解消する方法
まとめ
この記事では、歯がボロボロでお金がないという問題に対するさまざまな解決策を紹介しました。
主な方法は、無料低額診療事業の利用、生活保護の活用、保険診療を受けること、クレジットカードやデンタルローンを使った支払い、そして銀行や消費者金融からの借入れです。
これらのオプションを活用することで、治療費の心配を減らし、必要な歯科治療を受けることができます。
また、歯の状態を放置すると治療費がさらに高くなるため、早期の対処が大切であることも紹介しました。
この情報をもとに、経済的な制約に悩む方々が歯の健康を守るための手段を見つけることができれば幸いです。
監修者 山田 嘉宏(やまだ よしひろ)
医療法人社団隆嘉会 ソレイユデンタルクリニック 理事長
1990年 昭和大学歯学部 卒業
1990~1992年 東京医科歯科大学補綴科 勤務
1992~1993年 茨城県友部歯科診療所 勤務
1993~1999年 品川区共立歯科 分院長 勤務
1999~2003年 よしひろ歯科クリニック 開院
2003年 医療法人社団隆嘉会 よしひろ歯科クリニック 開院
2014年 医療法人社団隆嘉会ソレイユデンタルクリニック 開院
資格
・厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
・日本口腔インプラント学会専門医
・IDIA(国際歯科インプラント協会/旧 ADIA(アメリカ歯科インプラント協会))専門医/指導医
・DGZI(ドイツ口腔インプラント学会)専門医/指導医
・ISOI(国際口腔インプラント学会)専門医/指導医
・ICOI(国際口腔インプラント学会)認定医
・日本臨床歯周病学会歯周病認定医
歯のお悩みはよしひろ歯科クリニックへ
詳細:インプラント治療
お問合せ:ご予約・お問い合わせフォーム
電話番号:03-5498-4618